MOSS-Imageを使ってみました

新しい画像生成AIがたくさん出ている

 下記の記事でも紹介されていますが,先月から今月にかけて新しい画像生成AIがいくつもリリースされています。

生成AIグラビアをグラビアカメラマンが作るとどうなる?第77回:Apache 2.0で何にでも使えて高性能なMOSS-Image登場!(西川和久) | テクノエッジ TechnoEdge

さすがに全部を試すことはできないので,今回は上記記事でも紹介されているMOSS-Imageを使ってみることにしました。選んだ理由は日本語を含む文字の生成が上手で,ポスターや漫画の制作もできるというところです。

環境構築

 以下のWebサイトも参考にして必要なファイルをダウンロードして配置しました。

【MOSS-Image】新作画像生成AI「MOSS-Image」をComfyUIで検証してみた(実写・アニメ絵)|かみもと|ローカルAI生成

ワークフローはComfyUIのテンプレートにあるのですが,バージョン0.42.0以上でないと使えないことがわかりましたのでアップデートしました。

驚きの生成時間

 今回はt2iでの画像生成を試してみました。テンプレートのワークフローで問題なく画像は生成できましたが,驚いたのは生成時間です。832x1,216ピクセル,25steps,CFG2.5で1枚目が39秒,2枚目以降が26秒とKrea2と比較するとかなり速い印象です。

moss_image_t2i_00009_.jpg
moss_image_t2i_00059_.jpg

プロンプトはKrea2で生成した画像の使いまわしです

高速化を施すとさらに速くなる

 ここから8stepsで生成できる高速化LoRAを組み込みました。

【MOSS-Image】83秒→4秒へ最大19倍高速化!蒸留LoRA&キャッシュ系ノード4種を比較してみた|かみもと|ローカルAI生成

lodestones/MOSS-Image-SFT-8-steps-dmd · Hugging Face

生成時間をチェックしたところ,832x1,216ピクセル,8steps,CFG2.5で1枚目が21秒,2枚目以降が9秒と信じられないほど速くなりました。

moss_image_t2i_00030_.jpg
moss_image_t2i_00053_.jpg

CFGを1.0にすると2枚目以降は何と5秒台になるのですが,かなりの確率で画像が崩れました。CFG2.5でも崩れることがあるので以下の記事を参考にして16stepsにしたところ,かなり安定するようになりました。生成時間は2枚目以降で17秒になりました。それでもかなり速いです。

無料の画像生成AI「Moss-Image」がすごい 日本語も漫画も生成、商用利用OKの実力を試した (1/4)

ステップ数が増えたので,上記のWebサイトで紹介されていたComfyUI-Spectrum-MOSSを組み込みました。

https://github.com/Rkkss/ComfyUI-Spectrum-MOSS

ノードの設定はGitHubで紹介されている推奨設定にして生成時間をチェックしたところ,832x1,216ピクセル,16steps,CFG2.5で1枚目が25秒,2枚目以降が12秒となりました。SDXL並みの生成速度でこの画像が生成されるのですごいと感じました。

moss_image_t2i_00035_.jpg
moss_image_t2i_00046_.jpg

画像の印象

 プロンプトはKrea2で生成した画像の使いまわしですが,生成される画像はKrea2とは雰囲気が異なり,個人的にはZ-Image-Turboで生成した画像に近い印象です。Krea2の方が好みの感じですが,連続して画像を生成したときに同じような画像ばかりにならない(顔やポーズのバリエーションが多い)ところがKrea2と違っていいと感じました。プロンプトによってはSDXLやSD1.5で生成したような懐かしい感じの画像になることもありました。また,手指が崩れる頻度がKrea2よりも多いように感じられました。

他の機能も使ってみたい

 今回はt2iで画像を生成しましたが,画像編集,ControlNet,文字を入れた画像生成なども試してみたいです。すでにさまざまなモデルやLoRAがリリースされているので,そちらもチェックして使ってみようと考えています。

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