主に画像の生成時間をチェックしました
WebUIとWebUI Forgeの画像を比較してみました
WebUI Forgeのパフォーマンスを比較するために画像生成時間と生成する画像の違いを確認してみました。
テストはWebUIとWebUI ForgeでそれぞれLCM LoRAありとなし,WebUI ForgeでRestore facesを使うと生成時間が遅くなるのでRestore facesありとなしの4パターンをそれぞれ以下の設定で画像生成しました。
- 512x768ピクセルで10枚の画像を生成する。
- モデルはChilled Remix
- Sampling methodはEular a
- Sampling stepsはLCM LoRAなしは25,LCM LoRAありは8
- CFG ScaleはLCM LoRAなしは7,LCM LoRAありは3.5
- Seedは各パターンで同じ
- プロンプトはLCM LoRA以外は同じ
結果はこうなりました
生成時間はそれぞれ2回行った平均値です。
- WebUI
- LCM LoRAあり,Restore facesあり…24.2秒(3.60it/s)
- LCM LoRAあり,Restore facesなし…20.6秒(4.25it/s)
- LCM LoRAなし,Restore facesあり…53.0秒(4.91it/s)
- LCM LoRAなし,Restore facesなし…50.2秒(5.11it/s)
- WebUI Forge
- LCM LoRAあり,Restore facesあり…56.8秒(1.42it/s)
- LCM LoRAあり,Restore facesなし…14.4秒(5.72it/s)
- LCM LoRAなし,Restore facesあり…75.2秒(3.34it/s)
- LCM LoRAなし,Restore facesなし…34.0秒(7.56it/s)
Restore facesなしだとWebUI Forgeの方が30%程度速く生成できますが,ありにするとかなり遅くなります。WebUIの方はRestore facesありでもそれほど生成速度は遅くなりませんでした。
生成される画像は,WebUIとWebUI Forgeで微妙に異なりますが,設定を揃えるとほぼ同じ画像になることもわかりました。
最近Stable Diffusionを使うときはかならずLCM LoRAを使うので,Restore facesなしのWebUI Forgeの生成速度は驚異的に速くて魅力的です。この生成速度を生かすために通常の画像生成はRestore facesなしで行い,必要なものだけ後からかけるというルーティンに変更しようと考えています。
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