Webサイト構築にあたって

　10数年ぶりにWebサイトを作ることを思い立って，考えていたことは，まずレンタルサーバを契約して，CMSを使って構築しようということでした。

CMS（Content Management System）はWordpressがとても有名です。私もいくつかのCMSを使ったことがありますが，Webサイトを作成・運営・管理するにはとても適していると考えています。

私が初めてWebサイトを作ったとき（1997年）は，まだCMSというものは知らなかったので，Adobe PageMillというアプリケーションでHTMLによるページを作成していました。サイト全体を管理することもできたので便利だったことを覚えています。

私が今までに使ったCMS(1) XOOPS

　私がCMSを使うようになったきっかけは，職場にLANを敷設してファイルサーバが入ったことでした。LAN内にWebサーバを構築してイントラネット化し，CMSでポータルサイトを作れば便利なのではないかと考えたのです。

最初に使ったCMSはXOOPS（現XOOPS CUBE）です。職場のポータルサイト構築と並行して，自宅にもWebサーバを構築して当サイトもXOOPSでリニューアルしました。残念ながら，職場のポータルサイトは使うに至りませんでしたが，当サイトは2001〜2006年くらいの間，自宅サーバ&XOOPSで構築していました。

私が今までに使ったCMS(2) ppBlog

　その環境に変化が訪れたのは，現在の家に引っ越してからです。当時は自宅周辺の地域には光インターネットがなく，自宅のネット環境はADSLでした。さすがに自宅サーバを動かすことは難しいと感じ，レンタルサーバを契約してXOOPSでWebサイトを構築しました。その後，Blogのコメントスパムがひどくなり，XOOPSの動作が遅いこともあって，別のCMSを使いたいと思い始めていました。

もっと軽いCMSにしようと思い，ppBlogというブログがメインのCMSに移行しました。データベース不要で動作が軽快なことが決め手になり，一部のコンテンツを残して移行しました。bbsやメールフォームなどもフリーで利用できるPHPのモジュールを組み込んで使っていました。ppBlogは当時所属していた合唱団のWebサイト構築でも利用しました。（実はまだそのまま残っています…）

私が今までに使ったCMS(3) Concrete5

　次に使ったのはConcrete5です。WYSIWYGでWebサイトが構築できるという今までのCMSにはない特徴に魅力を感じて導入しました。最初は契約しているレンタルサーバが対応していなかったので，お願いしてインストールできるようにしてもらいました。

ppBlogはシンプルなCMSだったので，その反動(?!)でConcrete5は豪華でリッチなCMSという感じでした。XOOPSやppBlogとは異なるページ作成も新鮮で，面白かったのを覚えています。その分，動作がやや遅かったのはご愛嬌です。

その後，スマートフォンが普及し始め，レスポンシブ対応がうまくできなかったこととWebサイト運営のモチベーションが下がっていたこともあり，2012年にサイトクローズしました。

その後は…

　面白そうなCMSが出ると試してみたくなってMAMP環境でインストールして使い勝手をチェックしていました。この間興味を持ったCMSはJoomla! やPagekit，OneThirdCMS，baserCMSなどです。

いよいよWebサイト再開，選んだのはbaserCMS

　今回のWebサイト再開のきっかけは以前所属していた合唱団のWebサイト管理を依頼されたことでした。10年以上Webサイト運営から離れていたので，勉強も兼ねてまずは自分のWebサイトを復活しようと思い立ちました。

当然CMSを利用するわけですが，今回はbaserCMSを使うことにしました。国内製（しかも福岡発）のCMSで，サポートやユーザーコミュニティが充実している点と，開発がずっと継続されているところが採用の決め手でした。

ちょうど4/19にメジャーアップデートが行われたので，最新のバージョン5を使うことにしました。バージョン5に対応しているテーマはまだなく，自分で作るほどの技術もないので，しばらくはデフォルトのテーマを利用していこうと考えています。

サイトの作り方も見た目の変更も手探りでやっているところです。今後はbaserCMSのカスタマイズ情報なども発信していきたいです。