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Blogのアイキャッチ画像作成

今回のアイキャッチ画像は時季的にはちょっと早いですが,紅葉がある公園をイメージしてStable Diffusionで画像生成しました

ベースは768x512ピクセルで生成

 私が使っているPCはStable Diffusionが使える最低限スペックのため,画像を生成するときはいつもこのサイズです。(縦長のときは512x768)

上記のようなBlogのアイキャッチ画像を作成するときは,サイズを1200x630ピクセルに変更するのですが,今回はこの画像サイズの変更方法について4つの方法を検証してみました。

下の画像は,今回の検証用に使った768x512ピクセルの元画像です。

moto.jpg

シードリサイズをtxt2imgで使う

 シードリサイズは生成した画像をもとに縦横のサイズを大きくした画像を生成できる機能です。txt2imgとimg2imgで利用することができます。

txt2imgで使ってみたところ,今回のサンプル画像もそうですが,元の画像をそのまま拡大したイメージにはなりませんでした。構図やポーズも変わることが多いです。また,元画像が1人の場合,横に長くするためか2人になることが多いです。服装や髪形が異なるといい感じでアイキャッチ画像として使うのですが,ほとんど同じ人が2人表示されて使えないということもあります。下の画像は体の向きや服の色などがかなり変わってしまいました。

txt2img.jpg

あまり作成しない人物2名の画像を生成するなど,新しい発見もあって面白い機能なのですが元の画像を生かすことができないのが残念なところです。また,生成時間も20分48秒とかなりかかりました。

シードリサイズをimg2imgで使う

 img2imgで使うと上記のようなことはなく,元画像とほぼ同じ状態でワイドにすることができました。Resize ModeをResize and fillにして,Denoising Strengthを0.5くらいでGenerateすると両端をうまく描き足してくれました。生成時間は11分14秒とそれなりにかかりますが,いい感じに仕上がる印象です。

img2img.jpg

Extrasを使う

 アイキャッチでない画像のときは4倍サイズにアップスケールするために使っているExtrasですが,画像サイズを指定して拡大することもできます。

元画像を拡大するので,構図やポーズは同じになります。アイキャッチ画像サイズに近い1200x632ピクセルに拡大すると,元画像と比率が異なるために上下がトリミングされた画像になります。生成時間は1分7秒で,一番短い結果になりました。

extras.jpg

Hires.fixを使う

 画像を高解像度化するときに使う定番機能ですが,GPUのメモリが少ない私の環境では2倍くらいまでしかアップスケールできないため,普段は使っていません。

今回,アイキャッチ用に使えるか試しにやってみたところ,何と止まることなく画像生成できました。ただし生成できるまでの時間は22分51秒と今回検証した中では一番長かったです。

Hires stepsを10,Denosing Strengthを0.5で試しましたが,設定次第で変わると思います。

出来上がった画像は元画像のイメージを保ちつつ,微妙に変わっている印象です。

hires.jpg

チェックを行なってみて

 これまでのアイキャッチ画像はシートリサイズ(txt2img)かExtrasで作成していました。前者は元画像から良い方向に変化することがあること,後者は逆にトリミングはされるけど元画像のまま大きくできるということで使っていました。

チェックを行なってみて,シードリサイズ(img2img)が元画像のイメージを保ちつつワイドに仕上がったので好印象でした。生成にちょっと時間がかかりますが,Extrasと使い分けて利用したいと考えています。

人物を2名にした画像生成

 今回,偶然ですが人物を2名にして画像を生成するということを体験したので,いろいろ調べてみたところ,Latent Coupleという拡張機能の記事を見つけて試してみました。今回のサンプル画像もLatent Coupleを使って生成したものです。拡張機能を使っているので多少生成時間に影響があると思われます。

複数の人物を描き分けることができるので便利ですが,意図した通りにならないこともあるので,何回も生成を繰り返すことになります。そのたびに待ち時間がかかるので何とかしたいです。

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