WebUI 1.6で新しいサンプラーが増えました
どのサンプラーを選ぶのいいのか
Web上の情報でも,サンプラーの比較記事を見ることはあったのですが,今までは何となく選んで使っていたので,全部ではありませんが気になるサンプラーをチェックしてみました。
今回比較したのは,DPM++ 2M Karras,DPM++ 2M SDE Karras,DPM++ 2M SDE Exponential,DPM++ 3M SDE Karras,DPM++ 2M SDE,DPM++ 2M SDE Heun Karras,DPM++ 3M SDE,DPM++ 3M SDE Exponentialの8個のサンプラーで,サンプリングステップを25,30,35stepの3種類で同一シード値・プロンプトによる画像を生成してみました。
画像生成にかかる時間
今回は512x768pxの画像でチェックを行いました。生成にかかる時間は1枚当たり25stepで1分50秒程度,30stepで2分10秒程度,35stepで2分30秒程度でした。
私は通常20または25stepで画像を生成しているので,35step以上は今回はチェックしていません。
実際に生成された画像をチェック
(25step)
サンプラーを変えるだけで,生成される画像がこんなに変わるものなのですね。ステップが不足しているためか,DPM++ 3M SDE KarrasとDPM++ 2M SDE Heun Karrasはきちんと生成されていない部分があります。
(30step)
25→30にするだけで結構印象が変わるものですね。DPM++ 3M SDEはなぜか眉毛がなくなっていますが…
(35step)
25ステップより明らかによくなったと感じる結果になりました。DPM++ 2M SDEは顔の描画がずっと崩れている感じになってしまいました。他のパラメータを変えると良くなるのかもしれません。
チェックした感想は…
- 35stepにするとほとんどのサンプラーは25stepよりも良くなると感じました。時短するために20stepくらいにするのはもったいないと反省です。
- DPM++ 2M SDEはステップ数を上げてもいい結果にならなかったです。
- DPM++ 3M系のサンプラーとDPM++ 2M Heun Karrasは最低でも35stepは必要と感じました。ステップ数が多い方がより良くなる印象です。
- DPM++ 2M KarrasとDPM++ 2M SDE Karrasは25stepでも良い感じでした。
この結果から,25stepで画像を生成するときはDPM++ 2M KarrasかDPM++ 2M SDE Karrasを使い,35step以上にするときは,DPM++ 2M SDE Exponential,DPM++ 3M SDEも使ってみようかなと感じました。
サンプラーとステップ数が少し異なるだけで,結果がこれほど変わるとは思いませんでした。色々テストして最適な設定を見つけたいですが,それをやるにはPCのスペックが不足しているのが現状です。はまればはまるほど新しいPCがほしくなる今日この頃です。
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