Stable Diffusionを快適に使うために決断しました
Stable DiffusionはGPUが重要
最近,本気でStable Diffusionを快適に使うためにWIndowsPCを購入しようと物色していました。できるだけ安価にしたいのですが,GPUをどれにするかで悩み続けました。予算的にRTX3060,3060Ti,4060の3機種を候補としてあれこれ考えました。
Webでの一押しはRTX3060
GPUのメモリが12GBと他候補よりも大容量なので,画像生成AIの入門用GPUとしてお勧めされていることが多いです。高解像度のStable Diffusion XLを使うときや自分が作りたい画像を学習させるときにメモリ12GBはメリットが大きく,一世代前の機種のため価格も安くなっていてお得なのですが,Web上の比較記事では画像の生成速度は他候補よりも遅いようです。
9月中旬まではマウスコンピュータのRTX3060搭載機種が価格的にも安価でよさそうだったの購入しようかと考えていたのですが,下旬には販売終了になってしまいました。他の直販サイトも取り扱いが減っていて,現在でもPC工房やTSUKUMOで購入できるようですが,本体のデザインが無骨なのでちょっと踏み切れませんでした。
生成時間はRTX3060Tiと4060が同程度
Web上の比較記事などを調べると,この2機種の画像生成時間はほぼ同じでした。搭載したPCの価格帯も同じくらいで,GPU自体の性能はRTX3060Tiの方が少し上という感じでした。
GPUのメモリはどちらも8GBなので,画像生成AIにはあまりお勧めされていませんが,生成時間の速さを優先すると,この2機種のどちらかの方が良さそうです。
この2機種ならどの直販サイトでも取り扱っていて,価格帯も同程度でしたので,デザインや保証などを見て決めることができそうです。
将来性はRTX4060か
候補にしている3機種の中では唯一最新世代のGPUなので将来的にも使えそうな気がしますが,Webでの評判はあまりよろしくないです。細かいところでRTX3060よりもスペックダウンしていることが大きいようですが,生成速度は速いのでメモリが12GBだったら,画像生成AI用途では一押しになったかもしれないですね。
セールでRTX4060Ti搭載機が安い
色々考えながらRTX4060搭載機種で決めようと思っていたら,何とFrontierやhpでRTX4060Ti(8GB)搭載機種がセールでかなり魅力的な価格になっていました。購入しようと考えていたRTX4060搭載機種に数千円プラスでCPUとGPUがグレードアップしていたので,こちらの方がいいかもと思い始めました。
これらのセールを見て数日悩みましたが,Frontierは送料と分割手数料がかかること,hpはデザインと拡張性の面で見送ることにしました。
候補にはなかったのですが,改めてRTX4060Tiについて調べると,GPUの基本性能が上がっている分,画像の生成時間はRTX4060よりも速く,価格は高くなりますがメモリが8GBのGPUの中ではよい選択肢なのではないかと思い始めました。
こだわりポイントを整理しました
Web上で調べたスペック情報やベンチマーク情報を見ながらあれこれ考え続けつつ,改めて私が新しいPCに求めるポイントを整理してみました。
- Stable Diffusionで快適に画像生成できる性能
- Stable Diffusionは画像の生成がメインで,学習に使うことは現時点ではイメージしていない(ちょっと調べましたが私には難しそうです)
- 使っていてテンションが上がる,本体デザインが好みのPC(光らなくてもいい)
- メモリやストレージの拡張性があるPC(せっかくのデスクトップ機なので)
- 送料や分割手数料がかからないこと
これらの点を考えて,マウスコンピュータのNEXTGEAR JG-A5G6T(CPU:Ryzen5 4500,GPU:RTX4060Ti)を注文しました。
Stable DiffusionはGPU重視なので,CPUは低価格なものにしました。(いざとなったらCPUを換装する?!)
そのかわり,GPUは画像生成速度重視で当初の計画にはなかったRTX4060Tiをチョイスしています。メモリ8GBが厳しい状況になったときにGPUのメモリが12GB以上の機種に交換できるように,内部にアクセスしやすく,電源も余裕があるものにしました。
よく考えたら,自分用にWindowsPCを購入するのは人生初です。今から手元に届くのが楽しみです。
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