Stable Diffusionの環境が増えていきます
WebUI Forgeとの違いを確認したい
最近の開発の経緯を追っていなかったので,アップデートするまでWebUI Forgeが大きく変わることもWebUI reForgeがリリースされていることも全く知りませんでした。
WebUI Forgeのバージョンを戻すことも考えたのですが,生成する画像の違いなどを知りたかったので,新規にWebUI reForgeをインストールすることにしました。
こちらのサイトに詳しくインストール手順が書かれていたので参考にしながらインストールを進めました。いつも通り時間はかかりましたが無事に起動しました。
これで私のPCにはWebUI Automatic1111,WebUI Forge,WebUI reForge,WebUI SD3と4つの環境がインストールされたことになります。WebUI SD3はお試しで入れただけですし,アップデートで他の環境でも対応したみたいなので削除しようかなと考えています。
まずは使用しているライブラリを確認
起動画面の最下部には使用しているライブラリが表示されていますので,比較してみました。
大きな違いは前回記事に記載しているgradioのバージョンでWebUI reForgeはずっと使われている3.41.2ですが,アップデートしたWebUI Forgeは4.39.0と新しくなっています。
今回インストールしたWebUI reForgeは上記のWebサイトを参考にしてPytorchのバージョンを2.4.0_cu124にアップデートしています。
同じ設定で画像を生成してみる
アップデート前のWebUI Forge,アップデート後のWebUI Forge,WebUI reForgeの3環境で同じ設定で画像を生成して違いを確認してみました。
サンプル画像を2種類掲載しています。微妙に異なる画像になることが多いですが,大きく変わってしまうものもありました。使う環境で設定やプロンプトを変えないといけないようです。
生成時間はアップデート前のWebUI Forgeは計測していませんが,アップデート後のWebUI Forgeは1枚15秒前後,WebUI reForgeは1枚17秒前後でした。
拡張機能は使えるみたい
アップデート後のWebUI Forgeでは拡張機能のRegional Prompterが機能していないようだったのでWebUI reForgeではどうか確認してみました。
結果は使えました。プロンプトで描き分けができています。
しばらくは両方使っていきます
将来性重視のアップデート後のWebUI Forgeと安定性重視のWebUI reForge,WebUI Forgeは今後開発が進んでいくと今はできないことができるようになると思うので,バージョンは戻さずに使おうかなと考えています。WebUI reForgeはRegional Prompterなどの拡張機能が必要なときなどに使って併用することにします。
この記事へのコメント
コメントはまだありません。
コメントを送る