私の環境では動画生成AIを使うのは厳しいですが…
動画生成AIにチャレンジ
最近動物がモデルのAI動画が流行っているみたいで,私もちょっと作ってみたいと考えています。
やり方は色々あると思いますができればローカル環境でやってみたいので,省メモリで動作するというFramePackを使ってみようと思った次第です。
ワンクリックパッケージをインストール
環境構築について調べていると,お手軽に始められるワンクリックパッケージというものがあることがわかりました。こちらとこちらのWebサイトを参考にしてインストール作業を行いましたが,ワンクリックというだけあってとても簡単でした。
とりあえず5秒の動画生成にチャレンジ
ワンクリックパッケージのUIは元になる画像とプロンプトを入力し,いくつかの項目を設定すればOKというとても分かりやすいものです。
今回テストで使用したダックスの画像はAdobe Expressで生成しました
まずは,以前LTX-Videoでも生成したことのある5秒の動画を生成してみました。LTX-VIdeoは最速2分台で生成できましたが,FramePackは何と1秒の動画生成に17分以上かかっているようでした。しかも生成途中でConnectionResetError: [WinError 10054]が出ていたので何らかの不具合もあるのでは…という感じです。
しかしながら,生成された動画は以前LTX-Videoで生成したものよりも高品質な印象でした。
高速化パッケージをインストール
最初のテストはデフォルトの設定のまま生成実行しましたが,Stepsを減らすと速度向上できるのかもしれません。
生成途中のタスクマネージャーを見るとGPUのメモリは設定どおり6GBの使用で動作していますが,メインメモリはほぼすべて使い切っていました。加えてSSDへの書き込みもかなり多いので,スワップが発生しているのかなという印象です。メモリを増やせば多少は改善するのかなと感じています。
さらに色々調べていくと,こちらのサイトで高速化するパッケージがあるという情報を得たのでインストールしてみました。このパッケージはXformers,Flash Attn,Sage Attnの3つのプログラムをインストールするもののようです。とりあえず設定は変更せずに生成実行したところ,1秒の動画生成が13分台に短縮されました。しっかり高速化されている感じです。更にStepsをデフォルトの25から15に減らして生成実行すると,1秒の動画生成が9分台になりました。
ファーストインプレッション
今回使ってみたFramePackですが,私の環境ではとにかく生成に時間がかかります。もう少し設定を工夫して高速化するか試していく予定です。
生成完了するまでかなり待たされますが,出来上がった動画は高品質でかなり使えるツールだと感じました。長尺動画は無理でも10秒くらいの動画がもう少し速く生成できるとうれしいですね。
FramePackはComfyUIの拡張機能版もあるので,そちらも使ってみたいです。
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