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LTX-VideoでComfy-WaveSpeed

動画生成も高速化したいのです

現在使っているワークフローの生成速度

 以前の記事で紹介していますが,Civitaiで配付されているこちらのワークフローを使っています。現在バージョン6が最新となっていますが,私はバージョン4を使っています。Image to Videoで5秒の動画を約3~4分(初回は約6分かかりました)で生成します。

配付元のワークフローで検証

 今回もComfy-WaveSpeedの配付元でダウンロードできるワークフローで検証しました。最初に高速化のノードを外して5秒の動画を生成したところ,1.5~2.5分前後の時間がかかりました。
次に,Comfy-WaveSpeedで高速化する設定にして生成したところ,1分弱(初回1.5分)になりました。高速化が有効であることがわかります。
気になるのはText to Videoなので,思ったような画にならないところです。プロンプトを細かく設定すればいいのかなと思いつつ,次のテストに進みました。

現在使っているワークフローで検証

 個人的にはImage to Videoの方がお手軽なので,現在使っているワークフローにComfy-WaveSpeedを組み込んで5秒の動画を生成してみました。結果は3分弱(初回は記録し損ねました)で1分ほど高速化されました。爆速とはなりませんが,高速化されることが確認できました。

バージョン5を使ってみました

 以前使ってみたときはうまく動画が生成できなかったバージョン5を試してみました。省メモリ用のワークフローを使ったところ,5秒の動画を約2分(何故か初回8分)で生成できました。

これはなかなか速いと思ってComfy-WaveSpeedを組み込んだところ,「STGはまだFirstBlockCacheに対応していない」というエラー表示が出て,止まってしまいました。

通常バージョンのワークフローも同じエラーが出て,Comfy-WaveSpeedを組み込むことができませんでした。(残念…)

バージョン6を使ってみました

 それなら最新バージョンを試すことにしました。まずはワークフローに対応するモデル等のファイルをダウンロードする必要がありました。ダウンロード先はCivitaiのページに記載されているのですが,ファイルがたくさんあってどれをダウンロードしてどこに配置するのかが不明でした。
色々調べた結果,以下のようにしました。

(Model&VAE)ltx-video-2b-v0.9.1-q4_0.ggufを~ComfyUI\models\diffusion_modelsフォルダへ

(anti Checkerboard Vae)ltx-video-v0.9-vae_finetune_all.safetensorsを~ComfyUI\models\vaeフォルダへ

(Clip Textencoder)t5-v1_1-xxl-encoder-Q4_K_M.ggufを~ComfyUI\models\text_encodersフォルダへ

ワークフローはGGUF+TiledVae+Clear Vramという省メモリのものを使ったところ,5秒の動画を約2分ちょっと(初回3分弱)で生成しました。高速化する前からかなり速いです。さらにComfy-WaveSpeedを組み込んだところ,約2分弱(初回2分ちょっと)で生成できました。高速化の恩恵は若干(25秒くらい)でした。設定を変更してもう少し速くなると嬉しいところです。
このワークフローは省メモリフローだけあって,動画生成中もComfyUIの画面を拡大縮小したり,Chromeのタブ切り替えなどの操作がスムーズでした。
今回のような動画生成のテストは生成中の待ち時間が長いので結構大変です。5秒の動画を1分台で生成できるようになったので,LTX-Videoで動画生成も積極的にやっていきたいですね。

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