キーマップ設定には必須の機能です
MOD-TAP機能とは
先日購入して手元に届くのを待っている40%キーボード,EPOMAKER TH40のカスタマイズ方法を調べていると,MOD-TAPというワードが出てきました。キーの長押しと単押しで機能を変えることができるというもので,例えば長押しでCtrlキー,単押しでSpaceキーという設定ができます。
これはKeychron C3 PROでALTキー用に使いたかった機能でしたが,設定方法が分からずALTキーとして使うのはあきらめていました。設定アプリは同じVIAというものを使っているようなのでチェックしてみたところ,Keychron C3 PROの設定アプリでもMOD-TAPが使えるようでした。
早速設定してみる
Keychron C3 PROの設定アプリでは「カスタム」メニューの中にAnyボタンがあり,任意のキーにAnyを設定し,専用のコードを入力することで機能するようになります。私は左右のALTキーで日本語入力の切り替えをしているため,設定方法を紹介していたWebサイトを参考にして以下のようにしました。
左ALTキー MT(MOD_LALT , KC_HANJ) / 右ALTキー MT(MOD_RALT , KC_HAEN)
これで,長押しで左右のALTキーとして使い,左ALTキー単押しで日本語入力オフ,右ALTキー単押しで日本語入力オンにできました。
喜んだのもつかの間…
私がHHKBで使っている設定は左ALTキー単押しで日本語入力のオン・オフをトグルしています。JISキーボードの全角/半角キーを割り当てているのですが,USキーボードには存在しないキーのためMOD-TAP機能で設定することができないようなのです。
USキーボードでは「ALT+`」のキーボードショートカットで日本語入力のオン・オフをトグルすることができ,こちらはAnyキーやマクロで登録できたのですが,MOD-TAP機能のキーコードには設定できませんでした。ちょっと残念ですが,今のところはALTキー単押しで日本語入力切替ができるようになったので良しとしています。
キーマッピングの幅が広がる
MOD-TAP機能はCTRLやALTなどの他のキーと組み合わせて使うキーに複数の機能を持たせることができるので,キーマッピングを設定する際に便利な機能であることが分かりました。有名なメカニカルキーボードはVIAに対応しているものが多く,キーボードを使いやすくカスタマイズできることが分かりました。また,設定をキーボード本体に保存するので,使う端末が変わっても同じキーマッピングが使えるのもいいですね。
私はHHKBの設定にAutoHotKeyやKarabiner-Elementsなどのツールを使っています。どちらのツールも細かいところまで設定できるアプリですが,VIAに対応したキーボードであれば,基本設定はVIAで行い,VIAでできないような細かい設定はPCにインストールしたアプリで行うというやり方もいいのかなと考えています。
この記事へのコメント
コメントはまだありません。
コメントを送る