記事内容はSchnellモデルについてですが,アイキャッチはDevモデルで作成しています。
Schnellモデルを使えるようにしたい
FLUX.1のDevモデルとSchnellモデルを比較すると,生成した画像の品質はDevモデルの方がいいのですが,生成時間はSchnellモデルの方がかなり速かったです。私の環境ではSchnellモデルで好みの画像が生成できればいいなぁと考えて試行錯誤してみました。
今回は,推奨4stepsのところを8stepsにして,前回も利用したこたじろうさんの新作jdl-flux-loraを使ってみました。LoRAの強度を0.3にして画像を生成したところ,下のような画像ができました。
LoRAが効果的に働き,前回よりもいい感じになったのではないかと思います。設定したプロンプトがうまく効いていないこともありますが,根気強く画像生成を繰り返せばSchnellモデルも使えるのかもしれません。
ちなみにDevモデルを使うとこんな感じです。
Patching LoRA…はスキップできる
前回の記事でLoRAを使うと画像生成前にPatching LoRA…と表示されて2~3分の作業があることをお知らせしました。色々調べているときにこちらの記事をみたところ,これはNF4形式のモデルでLoRAを使うときに発生するもので,LoRAをモデルにマージしているとのことでした。
そのため,同じ設定であれば2枚目以降はこの作業が不要になるわけですが,設定を変えるともう一度マージしなおします。私の環境ではメモリ不足のためかそこでかならず強制終了してしまいます。上記の記事には,画面最上部にあるDiffusion in Low Bitsの設定をAutomaticからAutomatic(fp16 LoRA)に変更すればこのLoRAをモデルにマージする作業をスキップできると書いてありました。
早速試してみたところ,画像の生成時間が若干長くなった気がしますが,マージ作業はスキップされています。LoRAの設定を変更してもフリーズしないため,私の環境ではこちらの方が安定して使うことができています。
次はアイキャッチ画像作成にチャレンジしようと考えています。
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