創意工夫して設定しています
設定アプリは使いやすい
Loupedeckと比較して…ということになりますが,ページやワークスペース,プロファイルなどの概念がないので,ボタンやダイヤルの設定に集中できる感じで使いやすいです。単純にショートカットを登録するだけならすごく簡単です。
Loupedeckと異なり複数のボタンの同時押しに対応するので,組み合わせで複数の機能を持たせることもできます。
残念な点は,一度設定したものを別のボタンに移動するのがアプリではできないことです。(設定やり直しになります)
こんな設定にしています
現在の私の設定です。デュアルモニタ環境とStable Diffusionを快適に使うための機能を中心に入れています。
アプリごとの設定はまだしていません。そのうちExcelは設定しようかなと考えています。
Winキーを使ったショートカットで始まる連続操作ではまる
単独のショートカット(画面切替:Win+Shift+→)はアプリで普通に設定できるのですが,連続操作(シャットダウン:Win+X,U,U)になるとうまく動きません。アプリではカンマ区切りで設定できるようですがだめでした。
私の環境はHHKBを使うために日本語入力切替をWinキー単押しに割り当てているので,それが影響しているのかもしれません。
AutoHotKeyを使ってファンクションキーに割り当てる
シャットダウン(Win+X,U,U)とウインドウスナップ左半分/右半分(Win+Z,1,1 / 2)は実現させたい機能だったので,設定アプリだけで実現するのはあきらめ,AutoHotKeyを利用することにしました。AutoHotKeyのトグル機能を使って,使わないファンクションキー(F14,F15,F17)に1回目はWin+○を出力し,2回目はそれ以降の操作を出力するように設定しました。
F17にシャットダウンを割り当てたAutoHotKeyのスクリプトです。
あとはACK05の設定アプリで,ショートカットにファンクションキーを設定すればOKなのですが,HHKBではこれらのファンクションキーを押すことができません。
設定のインポート/エクスポート機能は便利です
そこで設定アプリにあるインポート/エクスポート機能を使います。エクスポートされたファイルはテキストエディタで編集可能なので,ボタン設定に当たる部分を書き換えます。
エクスポートしたファイルのボタン設定部分です。
私の推測によるボタン設定のポイントです。
仮想キーコードとスキャンコードはわからなかったので一覧表が掲載してあるWebサイトを調べました。上記の要領で書き換えたファイルをインポートすればOKです。
これで,ボタン2度押しでシャットダウンとウインドウスナップができるようになりました。かなり力技ですが,何とかやりたい設定ができて満足しています。
設定のインポート/エクスポート機能は一度設定したものを別のボタンに移動するときなどにも使えます。
便利な機能ですが,インポートした後は設定の保存をしないといけないです。つい忘れてしまいます。
シンプルで使いやすい,お得なデバイス
左手デバイスは使えるようにするまでの設定が大変ですが,一度設定してしまえばとても便利なデバイスです。Loupedeckはマクロ機能を使って細かく設定を作りこむことができ,かゆいところに手が届く感じですが,ACK05はできることは限られるけどシンプルに利用できる感じでした。
しかし,上記のように他のアプリも連携してやるといろいろな設定ができてより便利に使うことができます。ボタンやダイヤルの操作感もよく,画像の生成と生成した画像のチェックが効率よくできるようになりました。約5千円の格安デバイスですが満足度も高く,いい買い物をしました。
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