見た目は同じようですが,内部的には多くの仕様変更があるようです
起動オプションとは
WebUI,WebUI Forgeを起動するときに開くwebui-user.batファイルには,COMMANDLINE_ARGSという行があり,この部分にそれぞれの環境に合わせたオプションを設定することでStable Diffusionを使います。
WebUI Forgeでは不要?!
WebUIでは必須ともいえる起動オプション設定ですが,Web上の情報を見ると,WebUI Forgeでは何もつけなくてよいとの記述があちこちで見られます。気になったのでちょっと検証してみました。
--opt-sdp-attention --opt-sdp-no-mem-attention --opt-channelslastを試す
WebUIで高速化のために設定しているので,WebUI Forgeでも同様に使っていました。このオプションを設定したときとしていないときでの画像生成時間を比較しましたが,気持ち速くなる程度でした。
--xformersを試す
こちらも高速化設定でよく使われるオプションですが,こちらも画像生成時間はほぼ変わらない結果になりました。
問題は,xformersをインストール後にこのオプションを外して起動すると,エラーが出て起動できなくなるのです。最初にこのエラーに遭遇したときは仕方なくWebUI Forgeをインストールしなおしましたが,以下の方法で起動できるようになるそうです。
- 起動オプションに--disable-xformersをつける
- (WebUI Forgeのフォルダ)/venv/Lib/site-packages/xformersフォルダを削除する
- (WebUI Forgeのフォルダ)/venvフォルダを削除する
--always-gpuを試す
これは,Restore facesがGPUで動作するようにならないかと考えて設定してみましたが,効果ありませんでした。画像生成速度も速くならないようなのでちょっと期待外れでした。
検証の結果
上記のオプション設定では画像生成時間は高速化されないということで,現在はWebUIとフォルダを共有する設定のみで他には何も入れていません。Web上の記事をチェックしながら有用なものがあれば試してみたいと思います。
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