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neige使用レビュー

Xで検索すると使っている人のポストが結構出てくるようになりました

3行30%というサイズのインパクト

 私がneigeを知ったのは先日開催されたTOKYO KEYBOARD EXPOの動画でした。様々なキーボードが展示されている中,一番気になったのがneigeでした。横長でコンパクトなサイズがとっても可愛らしくて「使ってみたい」という気持ちが一気に高まりました。
その後,ケースが付属しないDIYキットを格安で購入し,使える状態になったので紹介も兼ねてレビューしたいと思います。
私の心を鷲掴みにしたneigeのサイズ感ですが,もともとコンパクトなHHKBやEPOMAKER TH40と比較しても際立っていると思います。

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HHKB ClassicやEPOMAKER TH40と並べてみました

neigeは縦方向のサイズを小さくしたデザインのインパクトが大きいと感じています。

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HHKBと縦幅を比較しました。neigeは上下1段ずつ削った大きさになっています

写真のゴムシートはHHKBの大きさに合わせています。いつもは静音化する目的でこの上にHHKBを置いて使っています。neigeを置くとそのコンパクトさが伝わるかと思います。

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外観

 私が使っているneigeはDIYキットというケースがないものです。そのため,写真のneigeのケースは自作したものです。キーキャップも本来であればロープロファイルのものをつけるべきですが,現在は暫定的にチェリープロファイルのキーキャップになっています。本来のneigeの姿は是非公式ページでご覧ください。

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目をひくオレンジのキーキャップ,刻印はTabですが,Enterキーを割り当てています

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ねじの部分にメイン基板の緑色が見えているところがDIYキットの証です

  • ケース

 このケースはDAISOのプラダンボールで作っています。手作り感満載のケースですが思いのほかしっかりしています。大きさもぴったりサイズでした。横から見るとキースイッチがしっかり見えているので,周囲をもう1~2段高くしてもいいかもしれません。

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  • キーキャップ

 現在はEPOMAKER TH40のものを暫定的に使っています。(キーキャップを購入する資金がありませんでした)アルファベットの刻印が大きく,視認性が高いキーキャップです。将来的にはロープロファイルで白無刻印のキーキャップにしようと考えています。キーキャップをロープロファイルにすると打鍵感や打鍵音がどうなるかは気になるところです。

  • キースイッチ

 今回neige用に選んだのはWhite Rain Switchというリニアスイッチです。ロープロファイルのキーボードで話題のLofree Flowに使われているGhostというリニアスイッチと同等らしいです。静音タイプではないので,文字の入力に合わせてカタカタ…と心地よい音がします。静かな場所では使いにくいかもしれませんが,個人的には好きな音です。この打鍵音もキーキャップやケースを変更したら印象が変わるかもしれないです。

実際にneigeを使ってみて

 完成したneigeを使い始めて3日目になります。3行30%という独特のキーボードですが,使いこなすべく絶賛練習中です。

  • neigeはホームポジションに指を置くとちょうど左右対称になります。EPOMAKER TH40は右手側のキーが少ないため右に寄っている感覚があるので,この点はとても落ち着きます。
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  • 文字入力に関しては,他のキーボードと同じロースタッガードなので違和感ないです。コンパクトなキーボードですが,キーピッチは他のキーボードと変わらないので入力しやすいです。
  • neigeにないSpaceキーはCtrlキーの短押しがデフォルト設定になっていて,私もそのまま使っています。かな漢字変換の操作は思ったよりもスムーズにできていますが,変換するときにCtrlキーを押す時間が長くて長押し扱いになることがあったので,長押し判定の時間を気持ち長くして使っています。
  • 文字入力で頻繁に使う日本語入力切替は,私は通常Spaceキーの両隣のキーを使っています。感覚的に近い場所の方がいいと考えて,Vキー長押しでIME Off,Mキー長押しでIME Onを割り当てています。長押ししたつもりが短押し扱いになって切替できないことがあるので,長押し判定の時間を気持ち短くして使っています。
  • Mキー長押しにIME Onを割り当てたため,マ行の入力をするときにm子音が入力されないことがあります。おそらく,mキーを押したまま母音を押そうと指を動かしている間に長押し扱いになっているのではないかと考えています。入力の癖によるものなので,矯正していきたいです。
  • キーマップや判定時間の設定はVIALで自分好みに細かく調整できます。キーマップは近日公開予定です。私はWindows,Mac,iPadなど様々な端末を使いますが,設定内容がneigeに保存されてどの端末でも同じように操作できるところは便利です。
  • 打鍵感はケースが大きく影響すると思うのですが,個人的には手作りケースの割にはよいと思います。基盤についているシリコンゴムがいい働きをしているのではないかと感じています。打鍵音の心地よさも相まって,文字入力が楽しくなります。
  • neigeを使うには有線で接続しないといけません。私はHHKB Classicも有線で使っているのでこの点は問題なしです。無線で接続できた方が利便性は高いですが,無線に対応するとなると部品が増えることで組み立てのレベルや価格も上がるので,個人的には有線のみでよかったと思います。
キースイッチやキーキャップの選択,キーマップ設定で自分好みにカスタマイズして,使いこなしていく楽しみがあるキーボードです。見た目のインパクトが大きいので,持ち運んで色々な場所で使いたいです。

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