クラウド活用しようと思いたって作ってみました
発端は端末間のファイルの受け渡し
今まではメインマシンのストレージに必要なファイルを入れておけば困ることはなかったのですが,NEXTGEARを購入してからどちらかのPCに保存してしまうと他方から利用するのが難しくなることに気づき,共用するファイルはクラウドに保存するのがいいかもと思った次第です。
MacBook ProとiPhoneはAirDropでお手軽に受け渡しできていたのであまり意識したことがありませんでした。
改めてクラウドを見直す
私が利用できるクラウドストレージはiCloud,OneDrive,Google Driveの3つがあります。Google Driveは一時期自作の動画を共有するために使っていたのですが,現在はほかの2つも含めてほとんど使っていません。iCloudをMacBook ProとiPhoneの同期に使っている程度です。
既存のクラウドストレージを使ってもいいのですが容量も小さめだったので,当サイトのデータを置いているレンタルサーバを活用できないかと考えました。容量60GBのプランを契約していますが,当サイトのデータは現状1GB未満なので,50GB超のクラウドストレージを作ることができそうな感じです。
可能かどうか調べたところ,Nextcloudというソフトウェアを見つけました。勉強も兼ねてレンタルサーバにインストールすることにしました。
手順を確認しながらインストール
Nextcloudのインストールと設定はこちらのサイトを参考にしました。まずは,インストール用のphpファイルをダウンロードしました。
次にレンタルサーバで利用準備をしました。
- クラウド用にレンタルサーバが無料で提供している新しいドメインを取得しました。
- 暗号化は共有SSLを使い,サーバの高速化設定とPHP8.1を利用できるようにしました。
- Nextcloudはファイル管理にデータベースを使うので新規にデータベースを作成しました。
- インストールフォルダにダウンロードしたphpファイルをアップロードしました。
そしてインストールファイルを実行しました。最初エラーメッセージが出て失敗しましたが,やり直しをして何とか完了しました。
参考サイトを見ながらのインストールでしたが,思ったよりも簡単にパーソナルクラウドを作ることができました。
インストール後の設定はすべてブラウザで行います。今のところはほとんどデフォルトの設定で使っています。使いながら調整していこうと考えています。
端末で使うときはアプリが便利
これでインターネット環境があれば,どの端末でも利用できるパーソナルクラウドができました。ブラウザで利用することもできるのですが,アプリで利用したほうが使い勝手がよさそうです。
公式サイトを見たところ,Mac,Windows,Linux,iPhone/iPad,Androidのアプリが準備されていたことに驚きました。とりあえずiPhoneとNEXTGEARにアプリをインストールして使っています。
iPhone用のアプリはクラウド上のファイルをダウンロードしてオフラインで開けるようにする機能があるなど,使い勝手がよさそうでした。
Windows用のアプリは同期設定をすると,エクスプローラに表示されてアクセス可能になります。仮想ファイル機能を使うとローカルに保存しているファイルと同じように表示されて,ファイルを開くときに端末にダウンロードするので端末のストレージを圧迫しないところもいいです。職場で使っているOneDriveと似た使い勝手です。
何に使おうか
- 当初の目的である端末間のファイルの受け渡し
クラウドに入れておけばどの端末からでも利用できるのは便利そうです。
- 複数の端末で共用するファイルを入れておく
ドキュメント系以外でも画像・音声・動画などのファイルを入れておくと便利そうです。
- データの一時的なバックアップ
日常的にはクラウドに入れておき,時間があるときにSDカードやハードディスクに保存するという使い方もいいかなと考えています。
Nextcloudは非常に多機能
今回はクラウドストレージとして使うためにインストールしましたが,他の機能も非常に充実しています。共有のカレンダー機能やノート機能,会議機能にオフィスアプリ的なものもあるようで,MicrosoftやGoogleが提供しているようなサービスを構築できるみたいです。グループウェア的にも利用できるので面白そうなのですが,今のところは私しか使わないので必要となるまではストレージとして使っていこうと考えています。
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