Macで使える文字入力のショートカットについて,あれこれ考えてみます。
Ctrl+HでBackspaceに驚き
Macでは文字入力を行うときに使うショートカットがあります。Macのショートカットといえば,通常はCommandキーを使うものが一般的ですが,これらのショートカットはControlキーを使うものになっています。
その存在を私がどうやって知ったのかは覚えていませんが,Ctrl+HでBackspaceと同じ動きをすることに驚いた覚えがあります。
Backspaceはよく使うキーなのにキーボードの右端にあるので,どうしても遠く感じてしまいます。それがCtrl+Hで操作できるのであればすごく楽です。ほとんどホームポジションから指を動かすことなく操作できるからです。
この操作を定着させたいと思ってチャレンジしたこともありましたが,いつの間にか忘れていました。
Emacsキーバインドというらしい
このControlキーを使う日本語入力ショートカットはたくさんあり,カーソル移動や文字選択,カット&ペースト操作まで多岐にわたります。今回HHKBのカスタマイズをするにあたって色々調べているときに思い出しました。Webサイトにはたくさんの記事があり,Emacsキーバインドというものであることがわかりました。
私は使ったことがないのですが,Emacsは古くからのUNIX使いには有名なテキストエディタで,そのアプリで使っているショートカットをEmacsキーバインドというそうです。
ホームポジションから手を離すことなくさまざまな操作ができるのが特徴で,慣れると文字入力がとっても速くなるそうです。
macOSはUNIX由来のOS
MacのアプリでどうしてEmacsキーバインドが使えるのか,それはmacOSがUNIXベースで作られているからです。macOSのもとになっているのはOPENSTEPというOSで,Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズがAppleを追放されていた時期に起ち上げたNext社で開発されたものです。このOPENSTEPというOSがUNIX互換OSだったため,Macのアプリの多くはEmacsキーバインドが使えるようになっています。
MacBook Proにインストールしているアプリを少し試してみたところ,以下のようになりました。Apple純正のアプリはほぼ使えるようです。
○(Emacsキーバインドが使える)Safari,メール,Keynote,プレビュー,カレンダー,メモ,リマインダー,mi,Teams
×(Emacsキーバインドが使えない)Word,Excel
WordとExcelはよく使うアプリなのですが,他の機能が割り当てられていて使うことができません,この2つのアプリでも使えるようにしたいですね。
実際に使ってみました
Emacsキーバインドをすべて使うのは無理なので,まずは自分にとって有用かなと感じたショートカットを試してみました。
- Ctrl+H Backspace
- Ctrl+D Delete
- Ctrl+F/B →/←
- Ctrl+P/N ↑/↓
- Ctrl+M 日本語入力の確定
Backspaceとカーソル操作はよく使うのでマスターしたいところですが,何も考えていないといつものキー操作をしてしまいます。意識していても「どうだったっけ?」と考えながら指を動かさないといけない状態です。とにかく使って体に覚え込ませるしかないかなぁ…という感じです。
ますはCtrl+HとCtrl+F/Bからマスターしようと思います。
WIndowsPCでも使えるようにする
ここまで記事を書いて,私がEmacsキーバインドを使えるようなる鍵は,WindowsPCにあると感じました。仕事ではWindowsPCを使う時間が長いので,このPCでEmacsキーバインドが使えるようにしたいところです。
Webを調べるとWindowsPCでEmacsキーバインドを使えるようにするカスタマイズ記事はたくさんあり,私が使っているAutoHotkeyというアプリを利用するものが多いので,参考にしながらカスタマイズしたいと考えています。
Windowsは通常のショートカットでControlキーを使うものが多いので,重なっている操作をどうするかで悩んでいます。
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