前回記事にしたEmacsキーバインドを本格的に使うためにあれこれやってみました。
Macのカスタマイズ
前回の記事で紹介したように,MacはデフォルトでEmacsキーバインドが使えるため,ほとんどのアプリで利用可能です。私が通常使っているアプリの中ではWord,Excel,PowerPointが使えないくらいでした。
そこで,この3つのアプリでEmacsキーバインドが使えるようにKarabiner-Elementsを設定しました。参考にしたのはこちらのサイトで,記事通りに設定用のJSONファイルを作成して有効化したところ,上記3つのアプリケーションでEmacsキーバインドが使えるようになりました。
割とシンプルな設定のファイルだったので,今の設定だとShiftキーを押しながらカーソル操作したときに文字選択ができませんでした。JSONファイルを改良して使えるようにしたいです。
入力キー | 機能 |
Ctrl+B | ← |
Ctrl+F | → |
Ctrl+P | ↑ |
Ctrl+N | ↓ |
Ctrl+D | Del |
Ctrl+E | End |
Ctrl+A | Home |
WindowsPCのカスタマイズ
Windowsの方は,Macとは逆で一部のアプリでしかEmacsキーバインドは使えません。こちらのサイトを参考にして,AutoHotKeyのスクリプトを書き加えました。
こちらはデフォルトの設定だと結構たくさんのEmacsキーバインドが使えるようになるのですが,いきなりたくさんのキーバインドは使えないのでいくつかはコメントアウトして使えないようにしました。
今回は下の表のキーバインドを設定しました。Ctrl+Aは通常ショートカットのすべて選択の方を残し,Ctrl+KはMacで使われている日本語変換に使うようにするなど,通常のEmacsキーバインドとは異なるところもあります。
入力キー | 機能 |
Ctrl+B | ← |
Shift+Ctrl+B | Shift+← |
Ctrl+F | → |
Shift+Ctrl+F | Shift+→ |
Ctrl+P | ↑ |
Shift+Ctrl+P | Shift+↑ |
Ctrl+N | ↓ |
Shift+Ctrl+N | Shift+↓ |
Ctrl+H | Backspace |
Ctrl+D | Del |
Ctrl+E | End |
Shift+Ctrl+E | Shift+End |
Ctrl+M | Enter |
また,設定を適用しない例外アプリの設定もできるようでしたが,とりあえず全てのアプリで適用する設定にしています。
Windowsには日本語変換機能を追加
Windowsだと,ファンクションキーに割り当ててある,ひらがな変換,カタカナ変換,全角英数変換,半角カタカナ変換,半角英数変換の5つが,MacではCtrl+J,K,L,:,'に割り当てられています。これをWindowsPCでも可能にすれば,ホームポジション崩してファンクションキー押さなくていいので,追加設定してみました。
準備は完了!あとは挑戦するのみ!!
MacとWindowsで若干キーバインドに違いがありますが,基本的な準備は完了しました。あとは挑戦し続けて,このキーバインドを体に染み込ませるのみです。ついつい慣れているキーの方に指が動いてしまうのを何とか矯正していきたいです。今回実施したキーバインドの設定も使いながら変更して,より使いやすくする予定です。
心配な点は…
私が日常使っているMacBook ProとWindowsPCはできるだけ同じように文字入力ができるようにカスタマイズを進めていますが,他のPCを使うときにストレスになりそうで心配です。
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