Apple Configurator 2は、iOS,iPad OSデバイスを集中管理するためのアプリケーションです。
共用のiPadの管理に使っています
数年前から職場でiPadを使っています。端末は他の職員と共用で使っているため,Apple Configurator 2やMDMで管理しています。これまでは故障した端末の再セットアップ時にちょこっと使う程度のアプリでした。
実は面白いアプリだった
今回,MDMを利用しない予備の端末をセットアップすることになりました。できるだけMDMを利用している端末と同じように設定したいと思いながら色々調べてみると,実はApple Configurator 2だけでもかなり細かい設定ができることがわかりました。
具体的には
- ブループリントと呼ばれる初期設定用のファイルを作成できる
- 機能制限やWi-Fiの設定などをブロファイルで設定できる
- あらかじめインストールするアプリを登録して自動でインストールできる
他にもあるようですが,上記のことができることがわかったので,MDMなしでもほぼ同じ設定ができそうだと思いました。こんなに面白いアプリだったのかとかなりテンション上がってしまいました。
設定はなかなか難しい
使い方を解説しているWebサイトの記事を見ながら2台ほど設定してみたところ,うまくいきそうな手応えを感じています。あれこれと試行錯誤しながら設定を作り込んでいます。
プループリントは主に最初のアクティベーション時の設定で,設定しない項目はスキップすることができます。
このブループリントにインストールするアプリとプロファイルを設定します。
アプリは購入手続きをしたアカウントでApple Configurator 2にサインインすれば選ぶことができました。
プロファイルは別途設定ファイルを準備します。様々な項目の設定ができるようなのですが,今回は機能制限とWi-Fi,AirPrint,コンテンツフィルタの設定を入れてみました。
ワンクリックで設定完了とはいかない
どうしても手動で操作しないといけない項目はあるようで,アプリの設定やiPad名の変更,不要なアプリの削除などは自動化できないようでした。何か方法があるかもしれないので引き続き調べていきたいです。
何とか目標達成しました
結果的には,MDMありの端末と同じような設定をするという目標は達成できました。アプリのインストールやWi-Fi設定などは今までは手動で操作していたので,自動化できたのはうれしい誤算でした。MDMありの端末でもコンテンツフィルタが使えるといいなぁと考えています。
Macと有線接続がちょっと不便
設定をするには,MacとiPadを有線で接続して行います。普段使っているMDMだとワイヤレスで様々な操作ができるのでここが大きな違いだと思います。
不便なところもありますが,USBハブがあれば複数台のiPadを一斉にセットアップできるようなので,まずは設定を作り込んで,複数台一斉セットアップにチャレンジしてみたいです。
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